序章
これは、とある1冊の本から始まる物語である。
・・・
ある日、アデンにあるコロシアムの片隅に佇む2つの人影があった。
リトア「やぁやぁ、こんな辺鄙なところまで足を運んでくれてありがとう!」
りとや「まぁ、来るのは構わないんだが、
なんでまたこんな場所(コロシアム)なんかに?」
リトア「それはまぁ・・・
ちょっとした相談事があったから・・・というのは建前で
本当は自分のキャラ同士でこんな茶番をしている姿を
誰にも見られたくなかったから、というふかーい大人の事情があるんだ。」
りとや「あー・・・俺ら、思いっきり白チャで会話してるしな。」
リトア「言うなああああああああ!(;゚Д゚)
痛い人とか思われた大変でしょう???」
りとや「いや、そのあたりすでに手遅れかと。」
リトア「え?」
りとや「え?」
(しばし沈黙)
りとや「んで?俺に何の用?」
リトア「え、あ・・・うん。まぁ、とにかくこれを見てよ。」
(1冊の本を地面に投げ捨てる)
りとや「これは?」
リトア「見ればわかると思うけど、企画書だよ。」
りとや「・・・。(漢字、書けなかったんだな)」
りとや「なになに・・・。
【ライブのサーバー名になった人物を追え】?
統合前のライブサーバーの名前になった12人の人物について
解説すると共に、関連深い場所や人物を訪ねてみようってか。」
リトア「うん。ライブ経験者の私も、
自分がプレイしていたサーバー名の人物がどんな人だったのか知らないし。
面白いかなぁと思って(*‘ω‘ *)!!!」
りとや「うん、却下。」
リトア「うえええええ?!な、なな、何故!???」
りとや「簡単な話だ。めんどい。」
リトア「そんなこと言わずに!なんとかお願い!ね?(>人<)」
りとや「つーか、これなぁ・・・
設定集を見る限り、ダラダラ説明するだけになりそうだぞ?
それを12人分とか・・・じょーだんじゃない!!」
リトア「ほ、ほら観光とか混ぜたら楽しいって!!」
りとや「だいたい、そんな暇ないだろう?主に中の人が。」
リトア「う・・・」
りとや「そういうことだから、俺はやらないぞ。
やるならりとあとやってくれ。じゃーな。」
リトア「・・・・・ボソ。」
(弓を構える)
りとや「・・・・ん?」
りとや「ぎゃーーーーーーーーー!!?」
りとや「まさかこの為にコロシアムだったの・・・か・・・」
リトア「ふ・・・万が一の為にここを選んでおいて正解だった。」
りとや「くっ」
(パタリ)
リトア「とりあえずね・・・私、なまーんに
『今度、解説ネタやるから!!( ー`дー´)ドヤ+』
とか言っちゃったもんだから、引くに引けないのよ。
だから、多少テキトーでもいいからそれっぽくまとめておいてよ!
お礼にB装備になったら私の青重貸してあげるからさ!」
りとや「・・・。(なんで毎回俺がこんな目に・・・トホホ)」
そんな感じで始まるかもしれない物語。
たぶん続く。